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10. モデリング

10.4 スケルトンモデル

Point.4 スケルトンモデルの役割を知る

スケルトン(skeleton)とは骨格や物事の概略・骨子を意味します。3次元地質モデルにおけるスケルトンモデルは、サーフェス・ソリッド等モデルを作るための全ての情報を3次元空間に重ねた状態、あるいはその情報をいつでも参照できる状態です。スケルトンモデルがあれば、そのデータセットが他者に引き継がれても、同様の結果(モデル)を導き出すことが可能です。

Fig100401.png

図10.4-1 スケルトンモデルの事例(引用:1)

■スケルトンモデルの構成
スケルトンモデルは地質・地盤の3次元サーフェス・ソリッド・ボクセルモデルを作成する直前の状態(クロスチェック・地質対比・補填データ作成が済んだ状態)を指します。
 スケルトンモデルは、ボーリングデータ/モデル、地形データ/モデル、準3次元図面、地質対比情報(グループ、層序テーブル等)、補填データで構成されます。さらに、クロスチェックの結果や、地質・地盤モデルを推定する際の注意書きがテキストで記述・表示されることもあります。スケルトンモデルは、モデリングの判断材料や情報伝達、作業の省力化には不可欠な情報と考えられます。

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