top of page

8. 作業計画

8.5 信頼限界

Point.5 3次元地質・地盤モデルの信頼限界を示す

利用者に誤解を生じさせないためにも、3次元地質・地盤モデルの信頼限界を設定する必要があります。ボーリングの調査深度は地質モデル推定深度の下限として考え易いのですが、ボーリングの配置により必ずしもそうはならないので、地質の種類や構造を考えて適切に信頼限界を設定することを推奨します。

Fig080501.png

図8.5-1 3次元地質・地盤モデルの信頼限界の例
左:ボーリングデータによる垂直・水平信頼限界
右:信頼限界範囲で切り取った地盤モデル

■信頼限界の設定方法
3次元地質・地盤モデルには信頼限界を設定する必要がある。ここでは、信頼限界を深度方向と平面方向に分けて設定する。これは従来の土木地質図における着色範囲と似た扱いである

(1)深度方向の信頼限界の考え方
深度方向の信頼限界はボーリング調査結果の下端深度とする。ただし、ボーリングの配置により必ずしもそうはならない場合もあり、地質の種類や構造を考えて適切に信頼限界を設定する必要がある(図8.5-2)。

(2)平面方向の信頼限界の考え方
平面でみた信頼限界については、地質調査範囲を基本に設定する(図8.5-3)。

 

Fig080502.png

図8.5-2 ボーリングの配置による信頼限界の違い(引用:1)

Fig080503.png

図8.5-3 平面における“信頼限界”の設定例(引用:1)

bottom of page